落款印
落款とは、「落成款識」の略語です。落款の形式は古くは足利時代より発展したもので、書画の落成(完成)を証とし、署名して姓名印を押し、そして雅号印をその下に押し、右上に関防印を押し、これで名実ともに「落成款識」をしたことになります。
「巴林石」は内モンゴル産。色は様々で透明、不透明両方有ります。コリコリとしねっとりとした材質で欠けることが少ないので落款印に最適です。
日本画や書に用いられるはんこ『落款印(らっかんいん)』をお作りいたします。作品の大きさや御用途にあわせた印鑑をお見立ていたします。色々な作品・証明書などに完成の証に落款印を捺印して作品や物の価値を多いに高めてこだわっている方が多くいます。落款印を色々な形で使って頂いて、日本伝統の文化を残していきましょう。
書道、水墨画、絵葉書などの作品は落款を書き、それで雅印を押すことによって完成します。但し、かなの作品、水墨画、絵葉書などは雅印を押すだけで完成させる場合もあります。 落款印は姓名印 (白文印)と雅号印(朱文印)にわかれています。印の大きさについて、現代はやや小さめが好まれるようです。 漢字の半切条幅を例に考えると、一行書きの場合は8~9分位、二行書きの場合は7~8分位、三行書きの場合は6~7分位、それが四行から六行書きは5~6分位といった具合で、字の大きさにもよって異なってきますので、上記を一応の目安としてください。 かなの条幅の場合も字の大きさによって5、6、7分と使い分けします。 2分半以下は一文字印にさせてもらいます。一印に字数が多い場合はご相談下さい。小さい印に画数が極端に多いものや、形について刻印に無理な場合は、お引き受け出来ないことがあります。 |
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白文 | 朱文 |
文字を彫ったもので、文字は白くなります。『陰文・陰刻』とも呼ばれます。 『白文』の方が『朱文』のものより位が高く、正式であるとされています。 |
文字の周りを彫ったもので、文字は朱になります。『陽文・陽刻』とも呼ばれます。 実用印・印鑑はこちらと同じ『朱文』の彫り方です。 |
漢字作品用
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4分(12mm) |
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5分(15mm) |
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6分(18mm) |
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7分(21mm) |
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8分(24mm) |
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9分(27mm) | |||||
仮名作品用
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2分半(7.5mm) |
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3分(9mm) |
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4分(12mm) |
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5分(15mm) |
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6分(18mm) |
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7分(21mm) |
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